色彩心理学やカラーセラピーという言葉は聞いたことありましたが、自分にも当てはまると思っていませんでした。ビジネスマンを20年以上経験してきましたが、一昔前は男性の持ち物と言えばベースとなる色は黒や茶でした。私自身や周りの人のバッグや財布、革靴等もだいたいが渋めの茶色や黒でした。
私ももっと明るい色が好きなのですが、なかなか男性用にはカラフルな商品はありません。
女性のバッグの方がお洒落で良いなといつも感じていました。
その後何とかビジネスマン人生を歩んでいましたが、50歳近くになって過労の末に肝臓を患ってしまいました。
頑丈な身体で若い時には病院にも縁が無かったのですが、アッという間に重病人になってしまいました。
勤めていた会社も辞めざるを得ません。精神的にも追い込まれていきました。
身体が悪くなれば精神もやられていきます。
気になったのは経済面。妻子も居ますのでこのままではどうしようもありません。
貯えたお金もだんだん減っていきます。
身体面や精神面でも医師に診てもらう日々になりました。
その時持ち物が黒ばかりではあんまり運気が良くないことを知りました。
特に私の場合に財布やバッグは赤やオレンジ色が良いことを何かの本で読みました。
会社も辞めたこともあり、財布はオレンジをベースに、バッグは赤をベースにしたものに変えました。
夕日をベランダから眺めることが多かったと思います。
夕日はオレンジであったり、真っ赤になったりとゆっくりと心を癒してくれました。
赤やオレンジの日を浴びて何か心が暖かくなりました。
それから自分で良くわかりませんが、頑なな感情が薄れていきました。
独力でどうしようも無ければ、人の援助に頼ることを恥ずかしいと思う気持ちが薄れてきました。
医師からはなんでも自分でという気持ちが強すぎるという指摘を受けていたのです。
そして今は社会復帰したわけではありませんが、家族や医師やその他の人の援助を受けて、何とか無事に生活できています。
最悪期は脱して少し人生が上向いてきたような気がします。
私の人生の窮地を救ってくれたラッキーカラーは赤にオレンジだったのです。